2010年07月17日

不登校児のために大人ができること… 講演会開催 !

生サポでは今年度「不登校児」を対象としたプログラムを実施しています。
兵庫県内外の小学校・中学校などに指導に行かせていただいた際、いろんな先生方から「不登校児」に関する話題を耳にすることが多くなり、生サポの得意分野でお手伝いすることはできないだろうか…と考え、企画。JT(日本たばこ産業株式会社)青少年育成に関する助成事業として実施することになったのが「ウルトラクイズウォークin銀の馬車道」です。

その事業の一環として、7/17 講演会&から騒ぎ風トークショーを開催しました。
テーマは「体験活動が育む子どものココロ」。

“体験活動”というと、なんだか難しいイメージをもたれるかもしれませんが、パイレーツアドベンチャーもチャレンジアイランドも、親子体操やクラフトなどなど、生サポが提供している“あそび”はぜ~んぶ体験活動なんです。
不登校児の支援をされている専門家や、スタッフなどが集まり、不登校児に必要な体験は何か、そして生サポが得意とする「体験活動」が子どもたちにどんな影響を及ぼすのかなどを考えました。


第一部は、兵庫県立神出学園の学園長で武庫川女子大学名誉教授の小林剛先生をお招きして講演会を開催しました。
不登校児の体験不足の現状、そして体験活動の必要性や体験活動によって変わっていく不登校児についてお話していただきました。

最近の子どもたちは学校でも家庭でも外であそぶといった“体験する”ことが激減しています。情報があふれている昨今、ネットや本などから得た知識は、実際に体験することによって「生きる力」にすることができる…。
生サポの主催事業では、この「生きる力」をはぐくむことを大きな目的としているだけに、スタッフも先生のお話に聞き入っていました。




そして第二部は…から騒ぎトークショークローバー

8人の“体験活動芸人”さんにお集まりいただき、不登校児を含む子どもたちに必要な体験活動について考えました。

それぞれのエピソードを披露し、アドバイザーである小林先生NPO法人「結」交流館しゃべり場の井上一休さんフリースクール「ふぉーらいふ」理事長の中林和子さんにコメントをいただきました。


体験活動芸人さんたちは…
●フリースクールスタッフ 山名さん(NPO法人ふぉーらいふ)
●フリースクールスタッフ 竹林さん(神戸フリースクール)
●生サポボランタリーグループリーダー 柳田さん
●ひょうご冒険教育(HAP)講師 佐野さん(ひと結び)
●小学校教員 藤井さん
●不登校児支援ボランティア 和田守さん(兵庫教育大学「NANAっくす」)
●不登校事業担当スタッフ 池淵さん(NPO法人ブレーンヒューマニティ)
●不登校経験者 西井さん(しゃべり場)

バイタリティのあるメンバーのトークに、会場は和やかムード。
身近にある“体験活動”に気づき、それによって子どもたちがどんな反応を示すのか…興味深いエピソードばかりでした。

会場には当事者のご家族はもちろん、たくさんの不登校児支援者が参加。司会進行のよしえもんが、会場へも発言を求めたところ、なんと奈良県から足を運んでくれたNPO法人NOLAのスタッフが、不登校児との寮生活などを紹介してくれました。

この講演会&トークショーでは、子どもたちに必要な体験について考えると同時に、不登校児をめぐるいろんな支援の方法を知ることができました。
私たちは、「不登校」という事実が人間としての判断基準にはならないと考えています。私たち大人がもっと多方向から青少年をを見守ることができるよう、さまざまな判断基準を体験し、支援の場へと活かしていければと考えています。


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さて、生サポでは10月9日~11日に開催される「ウルトラクイズウォークin銀の馬車道」にむけて準備中です。
不登校児2~3人と支援者のグループで、朝来市生野町から姫路城へと続く“銀の馬車道”を、クイズやアクティビティに挑戦しながら歩きます。
なんと優勝グループには
iPadをプレゼント!

詳細は生サポホームページにて、お知らせしています!
コチラものぞいてみてくださいね!  

Posted by 生サポ取材 at 00:00Comments(0)よしえもん(嘉仁)